LT-H90DTV(4)
画質はどんなもんかな?
LT-H90DTV の LinkTheaterモードで、やっとMacのファイルを再生できるようになった。では、いろいろな動画ファイルを再生させて画質のレベル等を検証してみよう。
用意した動画ファイルは、
- RD-X5から「ネットdeダビング」した .vodファイル
- DVDをリッピングした VIDEO_TS
- DVDリッピングしたものを iPod touch用に H.264でエンコードした .mp4ファイル
だが、上記のすべてのファイルは全く問題なく再生することができた。しかも思いのほか高画質だったりする。
「ネットdeダビング」したファイルの元ソースはスカパーから録画したものなので、画面サイズは 4:3 だし、インタレースだし、ビットレートの低いMPEG2だしで、画質を期待しても仕方ないのだが、それでも RD-X5を直接TVに繋いで観た場合と遜色ない画質だと言っていい。
iPod touch用に作った .mp4ファイルも充分鑑賞に堪える画質、と言うかスカパー録画のものより遥かに良い。ただ LT-H90DTV の H.264デコード性能はあまり高くないらしく、無闇にビットレートを高くしたファイルだと動きが大きい部分の描画が追い付かず、コマ落ちというか動きがガタガタしてしまう。一般にビットレートが高い方が高画質だと思うのだが、処理するデータ量が多いとデコード能力を超えてしまうのかもしれないな。
最も高画質だったのが DVDをリッピングした VIDEO_TSフォルダを直接再生させた場合。当然ながらDVD再生の場合と同程度の画質が得られている。音声の方は光デジタル端子にAAC, AC3が出力されているそうなので、AVアンプに繋げば 5.1chサラウンド再生もできているのかもしれないが、試していないので分からない。
その他にも、DVDリッピングしたISOイメージ、MPEG-4、WindowsMedia、Xvidなど様々な形式の動画ファイルの再生が可能らしい。とにかく、これで RD-X5で録画したタイトル、レンタルで送られてくるDVDをリッピングしたものを、いちいちDVDメディアにコピーせずともサーバに放り込んで保存、再生できる環境は出来上がった。
ただし、そのまま放り込むとやたらディスク容量を食ってしまうので、場合によっては H.264でエンコードしなおす必要があるだろう。その際、どの程度の解像度、ビットレートに落とすかという見極めが問題になるか。しかし H.264に再エンコードして圧縮したところで、サイズは半分程度になれば良いところ。どう考えてもサーバのディスク容量が足りないなぁ。さて・・・
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