Apple TV(2)
今度のApple TVは小さいのです
Apple TVの箱は、初期の頃の iPod のようなスライド式。外箱を横にスライドさせると、いきなり Apple TV本体が現われます。こう言ったところなんかも同じですね。価格が安くても、こう言うところの手は抜かずに、しっかりと Apple製品である事を演出しています。
中身はこれだけ。Apple TV本体、リモコン、AC電源コードに取説類。取説も例によって実に簡素なもので、内容は設置からセットアップまでが半分くらい。使用方法はリモコンの使い方くらいで、あとはトラブルシューティング。
リモコンも、国内家電製品のそれに比べたらシンプル極まりないのですが、表面を酸化被膜処理したアルミ製で実にイイ質感です。
本体の大きさを iPhoneと比較。Apple TVのコンパクトさが分かります。
本体背面の端子類。左からAC電源、HDMI端子、その下がミニUSB端子、光オーディオ出力、一番右側が 10/100Base-T Ethernet端子です。
設置は簡単。HDMI端子をTVに繋いでAC電源を繋げるだけ。無線LAN(Wi-Fi)接続できる環境なら、これで終り。有線環境なら Ethernetケーブルを繋げばOK。
電源スイッチなどは一切無く、AC電源ケーブルを繋げれば勝手に立ち上がります。これが一番最初の起動直後の画面。先ず言語を選びます。
その後、インターネット接続や、iTunes Storeのアカウント設定などをすればセットアップ完了。
そんな感じで、まぁ普通は簡単にセットアップ完了するのでしょうが、ウチのWi-Fi環境は MACアドレスによるアクセス制限をかけていますので、この辺りの設定で若干手こずりました。
設定の完了後、早速映画のプレビューを観てみました。HD画質がどの程度のものか、ウチのADSL環境がそのストリーミングに耐えられるのか、コマ落ちなどせず再生できるのか?が心配でした。
結果は、全く問題なさそうです。画質は、何となく甘いかな?と言う感じ。Blu-rayに比べたら、どうしても劣ります。DVDと同等か若干劣るかな?まぁHDと言っても 720pですから、こんなものなのでしょうが、普通に観る分には全く問題にならないレベルだと思います。
インターネットを利用したストリーミングサービスには他にアクトビラ等があり、ウチのVIERAでも観ることができるのですが、高画質の映画はコマ落ちが激しくて見るに耐えないものでした。高画質のストリーミングには、ウチのADSLは遅すぎなんです。しかし、Apple TV の HD画質の映画は(プレビューを観た範囲ですが)全くコマ落ちすることなく鑑賞できました。
と言うことで、これはなかなか使えそうな感じ。ただ iTunes Store の映画レンタルは1作品 ¥300〜500。DVDレンタルに比べたら、ちょっと高めですね。もっと安くなってくれたらいいのですが・・・
さて、続きは明日にして電源切ろうと思い、ハタと気付くと電源オフの方法が全く分かりません。何せ電源スイッチが無いのですから。どうやら、暫く放っておくと勝手にスリープになるようです。設定の中にスリープするまでの時間設定があり、デフォルトでは1時間になっていました。最短では15分でスリープするようにできますし、設定メニューの中には即座にスリープさせる項目もあります。要するに、iPod、iPadなどと同じと思えば良いようです。電源オフではなくスリープさせておいて、観たくなったら瞬時に起動というわけです。国産家電メーカーでは絶対にやらない設計でしょうね。
|