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アクセス解析ツール（その２：BBClone）

アクセス解析ツールその２は BBClone です。こっちの方が素直に動いて見た目も良いのですが・・・

　このツールの仕組みは、Blogページの先頭ページやコンテンツの.htmlファイルに対して来たアクセスを自分のファイル内記録しておいて、それを綺麗に表示して見せるというものらしいです。MySQLは使いません。Blog先頭の "index.php" には直接PHPスクリプトを、コンテンツの .html ファイルに対するアクセスは.htaccessにPHPスクリプトを呼び出すように仕込み、PHPスクリプトでアクセスを記録して行きます。
　今回インストールしたのはBBCloneというものです。なんと日本語を含む多国語をサポートしているようです。すごいですねぇ。
　実際にこれをインストールしてみたのは会社のsunなので、MacOS-X ではおそらく".htaccess"を有効にするための前準備が必要になると思います。".htaccess"を有効にするには、"/etc/httpd/httpd.conf"か

"/etc/httpd/users/●●●.conf"(●●●はユーザ名)を修正する必要があるでしょう。"/etc/httpd/httpd.conf"の場合は、


#
# This should be changed to whatever you set DocumentRoot to.
#
<Directory "/Library/WebServer/Documents">

#
# This may also be "None", "All", or any combination of "Indexes",
# "Includes", "FollowSymLinks", "ExecCGI", or "MultiViews".
#
# Note that "MultiViews" must be named *explicitly* --- "Options All"
# doesn't give it to you.
#
    Options Indexes FollowSymLinks MultiViews

#
# This controls which options the .htaccess files in directories can
# override. Can also be "All", or any combination of "Options", "FileInfo", 
# "AuthConfig", and "Limit"
#
    AllowOverride None


の部分の最後の行を "AllowOverride All"に修正してWeb共有を再起動します。



　インストール手順はBBCloneのホームページに詳しく書いてあるのですが全部英語なんで、ざっと MacOS-X にインストールした場合を想定して書いてみると、

BBCloneのホームページからダウンロードする。

現時点(2004.06.15)での最新版は "bbc-0.4.2-RC4.zip"。
自分のWebのドキュメントrootに解凍する。

Webのドキュメントrootとは"ライブラリ/WebServer/Documents/"や"ユーザ/●●●/サイト"です。この下に解凍します。解凍すると"bbclone"というディレクトリができるはず。
"bbclone" の下に "var" というディレクトリがあるので、そこへ cd する。
ファイルのパーミッションを変更する。



$ chmod 666 counter[0-15].inc
$ chmod 666 access.php
$ chmod 666 last.php
$ chmod 666 .htalock




次に"bbclone"の下の"conf"に移り、"config.php"を編集する。（これは必ずしも必要ないかもしれない。）変更箇所は１箇所


$BBC_LANGUAGE = "ja";   // "en"だと英語表示なりそうなので"ja"に変えた



Blogの先頭の"index.php"に以下のコードを書き加える。PHPスクリプトの中なら何処でも良いはずなので、<?の次の行に追加すれば良いだろう。


define("_BBCLONE_DIR", "bbclone/");
define("COUNTER", _BBCLONE_DIR."mark_page.php");
if (is_readable(COUNTER)) include_once(COUNTER);



.htaccessに以下を書き加える。以下は私の例なので、他の人は"/Library/WebServer/Documents"の部分を自分の環境（"Users/●●●/Sites"等）に合わせて書き換えること。


AddType application/x-httpd-php .htm .html
<FilesMatch $"?.(html?)$">
php_value auto_append_file "/Library/WebServer/Documents/count.php"
</FilesMatch>



以下のように書いた"count.php"を、上で書いたWebドキュメントroot直下に置く。同様に"/Library/WebServer/Documents"は自分の環境に合わせて書き換えるのだよ。


<?php
define("_BBCLONE_DIR", "/Library/WebServer/Documents/bbclone/");
define("COUNTER", _BBCLONE_DIR."mark_page.php");
if (is_readable(COUNTER)) include_once(COUNTER);
?>



先ず自分のBlog(ホームページ)にアクセスしてみて、書き加えたスクリプトに問題がないか確かめる。ちゃんと表示されればおそらく大丈夫。
アクセス解析を見てみるためWebブラウザで "bbclone/index.php" にアクセスしてみる。私の場合、"http://localhost/bbclone/index.php" になる。
うまくアクセス解析結果が表示されたら出来上がり。

　間違いがあったらゴメンナサイ。時間があったら本当に MacOS-X にインストールして確かめてみますからね。



　こちらは P_ANAMA と異なり何ら認証なしで表示されてしまうので、第３者のアクセス元ドメイン名などが丸見えになってしまいます。ですから簡単にホームページ上からアクセスできる場所に置いておくとセキュリティ上好ましくないかもしれませんね。
内ト / Jun 15th, 2004 21:20 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]