Windows環境でロック解除、セットアップできない不具合がやっと解消されたようで

　ワタシのところにも「iPod touchをご購入いただいた皆様へ」というメールが届きまして、iPod touch が Windows環境でロック解除、セットアップできない不具合を解消するためのアップデート方法が通知されて来ました。これによると Windows版iTunes を Ver.7.4.3 にアップデートして iPod touch のファームウェアを Ver.1.1.1 に更新するようですね。ただ、これは Windows環境のみの話のようで、Mac環境では iTunes は Ver.7.4.2 のままですし iPod touch のファームウェアも Ver.1.1 (3A100a) のままになります。Mac環境では問題ないのですから、当然の対応なのでしょうが、バージョン番号で Windows環境の方が先行するというのは何となくね。

　さて iPod touch の使用感ですが、タッチ操作などについては既にアチコチで語られているので、少し違う事をレポートしてみましょ。Wi-Fi の話です。

　iPod touch で音楽を聴きながら静岡市内を散歩していて、ふと「ここでインターネット接続できるかしらん？」と思いついて試してみました。アメリカなどでは空港などの公共の場所やスターバックスコーヒー店などに無料の Wi-Fi（ワイヤレスネットワーク）アクセスポイントが設置されていたりするようですが、日本ではそこまでのサービスが普及しているという話は聞きません。まして、今散歩しているこの場所は住宅街。こんな所にWi-Fiアクセスポイントがあるわきゃないわね、って思ったら・・・

　iPod touch のWi-Fi設定からワイヤレスネットワークを探させてみると、場所によってはこんな風にズラ〜っと出て来ます。見て分かるように、中には鍵マークが付いていない、つまり暗号化もされておらず誰でも繋ぎたい放題のアクセスポイントがあるんですねぇ。実際、鍵マークのないワイヤレスネットワークに接続してみると、何の問題もなく繋がってしまい Safari で Webブラウジングできてしまうんです。大勢の客が集まる商店街などならともかく、ここは住宅街のド真ん中。公のサービスではなく一般家庭から漏れ出ているワイヤレスネットワークの電波を拾っていると考えるのが妥当でしょう。つまり家庭内LANに簡単に侵入できてしまうって事ですね。それだけワイヤレスネットワークも普及したんだなぁ〜と感心してしまいますが、このセキュリティだだ漏れ状態は他人事ながら大丈夫か？って思ってしまいますね。
　ワタシの家のワイヤレスネットワーク（AirMac）では、ベースステーションにMACアドレスを登録した無線機器しか接続できないような設定にしてあります。これで勝手にワイヤレス経由で自宅内のLAN内に侵入できないようにしているので、それ以外は特に暗号化などはしていません。電波を傍受して通信内容を解析するような輩が、このド田舎にやって来るとも思えないので、暗号化までせずとも大丈夫だろうと思っているからです。
　しかし、静岡市内ともなれば話は別でしょう。ワイヤレスネットワークリストに出てくる（＝非公開ネットワークに設定されていない、MACアドレスによる機種選別がされていない）、暗号化されていない（＝パスワードロックがかかっていない）なんて、金庫の扉を開けて泥棒の前に置いているようなモンなんだけどなぁ・・・

内ト / Oct 1st, 2007 20:19 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]