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スワップファイルの話

スワップファイルを別パーティションに作るようにしたいのだが

　現在のサーバ機である PowerMac G3/DT266 は MacOS-X を動かせる最初の機種で、実は MacOS-X 10.3 (Panther) では既にサポート外です。このマシンには MacOS-X をインストールするにあたって１つ制限がありまして、それは内蔵ハーディスクの最初のパーティションにしかインストールできないというものです。しかも最初のパーティションのサイズは8GB以下でなければならないと言うのです。
　MacOS-X 10.3ともなると単にOSをインストールしただけで半分以上を消費し、その他のアプリをちょこちょこ入れると、あっという間に一杯になってしまいます。そんな訳でサーバの MacOS-Xパーティションの残りは、あと1GBと言ったところ。
　空きが1GBならまだまだ余裕と思っているととんでもない。MacOS-X はこの起動パーティションにスワップファイルを作るんですな。しかも１度作ったスワップファイルはリブートしない限り消えてくれません。大量にメモリを消費するアプリ等を動かすと、すぐにディスクがいっぱいになってしまい「起動ディスクがほとんど一杯です」という警告が現れるようになります。そのような訳でスワップファイルを、もっと容量の大きい別パーティションに作るように設定変更したいと考えました。
　MacOS-X 10.2(Jaguar) までは SwapCop というフリーウェアで簡単にスワップファイルを別パーティションに作るように設定変更できたらいしいのですが、MacOS-X 10.3(Panther) では何か仕様が変わったのか SwapCop は正常に動作せずサポートも打ち切られました。類似のツール類も同様に 10.3 からはサポートしなくなっています。
　スワップファイルは、

"/var/vm"
"/private/var/vm"

の下に、こんな感じに作成されます。


$ ls -la /private/var/vm
total 262144
drwxr-xr-x   5 root  wheel       170  6 Jun 11:00 .
drwxr-xr-x  20 root  wheel       680  6 Jun 10:48 ..
drwx--x--x  16 root  wheel       544  5 Jun 07:58 app_profile
-rw------T   1 root  wheel  67108864  6 Jun 10:47 swapfile0
-rw------T   1 root  wheel  67108864  6 Jun 11:00 swapfile1

　この設定には、

"/etc/hostconfig"
"/private/etc/hostconfig"

が関係しているらしく、これらに

VIRTUALMEMORY="/Volumes/DATA/vm"

という記述を書き加えると別パーティション（上の場合 DATAディスクの vmフォルダ下）にスワップファイルを作るようにできると言う人もいますが、私が試した限りではうまく行きません。また"/private/var/vm"をシンボルリンクにして別パーティションのディレクトリを指すようにする方法でもダメでした。現在もいろいろ試行中です。

内ト / Jun 6th, 2004 16:56 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]