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Keynote考

参照:アップルKeynote


わけあって会社でちょっとしたプレゼンを行うことになってしまった。と言うことで今回、Keynoteを使ってみた。


 以前にも社内でプレゼンしたことがあり、その時は Microsoft Office (MacOS-X用) v.X の PowerPoint を使ってスライドを作ったのだが、同じPowerPoint でもMac上で作成して Windowsで表示させると様々な不具合が出て非常に困ったことになった。

  • フォントの問題
    WindowsにはMS〜という腐ったデザインのフォントしかなく、Mac上でレイアウトした際のフォントの殆どがこのMS〜フォントに変換されてしまいデザインが崩れてしまう。
  • ペーストした画像が表示されない
    PowerPoint以外のドローツール、グラフィックツールを使って作成、PowerPointのスライドシートに貼り付ける(ペーストする)ことを良くやるのだが、こうするとMac上では綺麗に表示されていても WindowsのPowerPointでは表示できない場合が多々ある。原因はWindowsの方がサポートしている画像形式が少ないため。特にTIFF形式の画像をペーストしていると全滅で、私はドローツールにOmniGraffleを使うのだが、ここからコピペすると必ずTIFF形式になり全滅。よって同じ図形をPowerPoint上で苦労して書き直すハメになった。
  • QuickTime動画が再生できない
    プレゼンで使うWindowsにQuickTImeがインストールされていないため、画像と同様 PowerPointのスライドシートに貼り付けたQuickTIme動画も全く再生できない。
という苦い経験があるので、今回は PowerPointを使うのはスッパリ諦め Keynote を使うことにし、プレゼン用のマシンには自分の PowerBook G3 を持ち込んだ。
 Keynote は半年くらい前に銀座アップルストアで購入したもので少し遊んでみたことはあったが、本気でプレゼン資料を作ったのは今回が初めてだ。(とは言ってもシート枚数は7枚、全部で10数分のプレゼンだが。)使ってみるとテーマや素材が少ない事、表作成が非常に重い事、少し操作体系がこなれていない箇所があったりはするものの、PowerPointとは明らかに違う主張がある。同じようなものでも、Appleが作るとこうなるのだという事が改めて良くわかる。
 先ずシート内のオブジェクトの配置に関し非常に細かい気遣いが行われている。シートにオブジェクトを配置し、位置を変えるためにドラッグするとシート全体やシート内に配置済みの他のオブジェクトとの位置が揃うよう吸着されたり、位置が揃うと黄色いガイドラインが表示される。こんな些細な事だけでシート内のデザインが容易に整えられるのだ。(PowerPointだとグリッドに吸着するだけだ)
 箇条書きの場合、項目の前に置く "・" などを画像オブジェクトにすることができるのだが、その際、フォントサイズとの相対値で自動的に画像の大きさが決められる。フォントのサイズを変更すると画像サイズも自動的に追随する。
 その他、MacOS-Xにある非常に高品位なフォントを利用できることや、オブジェクトに自然な影を付けたり透明度が設定できたり、シート間の移動に様々なトランジションが利用できたりと、PowerPoint には無い「デザインする」ための機能が豊富なのだが、それらがシンプルにまとめられている。そのためプレゼン内容を「デザインする」作業を妨げることがないのだ。

 と言うわけで、今回はこれ見よがしに「ヒラギノ」フォントを多用し、トランジションも3D「キューブ」などを多用してやった。結果、薄い内容を派手な動きで誤魔化そうとしている感じがしないでもないが、それなりに目を引くものになったのではなかろうか?


 と、ここまでは社内Blogでも書いたものと同じ内容。ここからは社内では言えない内容も書いてしまおう。
 話はKeynote, PowerPointから脱線するが、今日Microsoftからかなり大がかりなセキュリティアップデートがリリースされていて、修正項目の中には「緊急」だの「重大」だのという物が多く含まれていた。影響範囲はWindowsのみならずMac版Officeにまで及んでおり、私もMicrosoft Office v. X 10.1.6 セキュリティ更新プログラムを適用した。ウチの会社でも「迅速にアップデートするように」とのアナウンスが出された。ただの文書作成アプリにまでセキュリティホールを(それも複数のプラットフォームに渡って)作れるMicrosoft恐るべしである。
 中には「3時間たってもアップデートが終わらない」とか「アップデートの際にエラーが起きた」とか言う人も出てきて Windowsのオバカぶりは相も変わらずだ。私は機会ある毎に「UNIX関係の製品開発しかしていない部署にWindowsなんか使わせるな。」(ウチのところの事だ)、「いまだにX-Windowsすら使えず TeraTermだけでやっている開発員がいて非効率。もはや強制的にWindowsを召し上げ Linux (or MacOS-X)に切り換えよ。」、「WORD, EXCELを使う必要があるならOpenOfficeを使え。成形された文書を作りたいならTex, HTML, SGMLを使えばいい。」、「Linux, MacOS-X に切り換えればWindowsアップデートに多大な工数を割かれることはなくなる。」と主張しているのだが、どうもエライ人には理解されないようだ。なにせ自分達自身が Windowsを召し上げられたら何も仕事ができなくなる人種だからねぇ。かくして月刊Microsoftアップデートの度にドタバタが繰り返されるのであった。


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