iPhone SDK ベータ版
参照:iPhone Developer Program
iPhone, iPod touch の SDK (Software Development Kit) のベータ版がリリースされたというので
これがリリースノート。早速ダウンロードしてみた。
と言うのもベータ版は無料だから。正式版では、個人ユーザは99ドル、企業ユーザは299ドルで登録が必要になる。これはマルウェアなど悪質なプログラムを防止するためだそうで、作成したアプリケーションの配布も Apple の App Store を通じて行われるとの事だ。これでセキュリティを確保しようというわけだ。
しかしダウンロードが遅い。待望のSDKだけに全世界の人がダウンロードしようとしてサーバが混雑しているのだろう。昨夜はダウンロードだけで精一杯。
ADCのダウンロードサイトには iPhone SDK の使い方を紹介するムービーまで用意されていた。が、それを見ようとしたら突然 iTunes が立ち上がって、iTunes Store からムービーを購入する要領でダウンロードすることになるのには少々驚かされた。ただし全てのムービーは無料だ。
これが iPhone SDK。全部で 2.1GB ある。
"iPhone SDK" アイコンをダブルクリックしてインストールする。インストールにもなかなか時間を要し、10分少々かかった。インストール後に再起動が必要。
インストールされた物の中には iPhone シミュレータがあり、これを使うと Macの上で iPhone が動く。これで作成したアプリの動作確認やデバッグを行うことができるわけだ。このシミュレータが実に良くできている。二本指を使ったマルチタッチを Mac上でどうシミュレートするのだろう?と思ったのだが、キーボードの Optionキーを押すと画面上に白●が2つ現われ、その状態でマウスを動かすと2つの白●の間隔が広がったり縮まったりする。マウスボタンを押しながらマウスを動かすとピンチイン/アウト(拡大/縮小)になるのである。
また、ここに表示されている4つのアプリ(Photos, Settings, Contacts, Safari)は完璧に動作しているようだ。ただ言語リソースは英語しか持っていないようで、Settings の Language 設定には English しか無く日本語設定にすることはできなかった。しかし、
Safari は日本語の表示も完璧。このようにワタシのホームページもブラウズできている。
動きも滑らかで、実際に iPhone(ワタシの場合 iPod touchだが)を使っているかのような感覚だ。このシミュレータを操作しているだけで結構楽しい。
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