これが大苦労・・・

　macOS Sierra, High Sierraから見離された我がMacPro Early 2008ですが、macOS Sierra Patcher ToolとmacOS High Sierra Patcher Toolのおかげで、macOS Sierra, High Sierraともに無事インストールできていました。OSのアップデートも、Sierraの方は普通にApp Storeのアップデートで出来ています。今回リリースされたmacOS Sierra 10.12.6も問題なくアップデートできました。

　しかし、High Sierraの方はそんなに簡単ではありませんでした。先ず10.13→10.13.1では、App StoreのアップデートでmacOS 10.13.1アップデータは表示されダウンロードできるものの、何度やってもインストールできず。どうやら、アップデータにも対応機種以外にはインストールさせないような仕組みが入っていた様子です。この時は、macOS High Sierra 10.13.1のフルインストーラーを入手し、上書きインストールすることで何とか10.13.1にしました。
　つい最近発見された「rootバグ」に対する修正Security Update 2017-001は、緊急リリースだったためか、対応機種以外を弾くことなく普通にアップデートできました。

　そして、今回のmacOS High Sierra 10.13.2アップデートです。先ず、普通にApp Storeのアップデートでやってみました。適用には再起動が必要とのことで、ダウンロードして再起動となりました。リンゴマークが出て、その下のプログレスバーが徐々に進み出しました。どうやら対応機種外で弾かれず、適用できているようです。暫く待つうちにプログレスバーが90%ほどになった所でピタリと止まり、更に待ちホイールが出現してくるくる回転し始めました。この状態のまま十数分ほど、ふと気が付くとホイールの回転まで止まっていました。その後、いくら待っても画面に変化がなく、完全にフリーズ状態になってしまったようでした。
　止むを得ず強制再起動し、macOS High Sierra Patcher Toolで作成したHigh Sierraのインストール用USBメモリで起動し、macOS Post Installでパッチを当てました。これでHigh Sierraを起動させてみたところ、起動はするものの何だか動作が変です。ログイン画面が表示されるとき、いくつもの横縞が出ては消えたり、ログイン後も画面描画でチラチラと妙な縞状の物が出ては消えます。アプリの動作もおかしく、Webブラウザはどのサイトにも接続できず全滅。メールも受信できるものの、内容は全く表示されず使い物になりません。
　そこで、macOS High Sierra 10.13.2を上書きインストールすることにしてみましたが、今度はPrebootパーティションが更新できなかったと言うエラーが出てインストールが失敗。どうやらフリーズ→強制再起動したときに、パーティションが損傷した等、何らかの問題が起きてしまったようです。

　完全にお手上げ状態になったので、SSDを初期化してHigh Sierra 10.13.2をクリーンインストールし、Time Machineから復旧させることにしました。ところが、何故かAPFSでの初期化に失敗。HFS+（MacOS 拡張(ジャーナリング)）になら初期化できるのに、APFSでは何度やってもダメ。仕方がないのでHFS+に初期化することにしました。まぁAPFSでは起動に時間がかかるようになっていましたし、サポート対象外の機種ですのでHFS+にしておいた方が無難ではあります。クリーンインストール完了後、Post Installでパッチを当て、Time Machineから復旧させて、やっと macOS High Sierra 10.13.2 が無事起動し、正常動作するようになりました。

　色々試行錯誤したので、作業時間はざっと7〜8時間ほどかかったでしょうか？次のアップデートのときもこんな苦労をしなければならないのかな。そろそろHigh Sierraのサポート対象外機種を使い続けるのも限界なのかも。Sierraあたりで止めておいて、Sierraがサポート打ち切りになるまでに買い替えるようにした方が良いかも・・・

内ト / Dec 9th, 2017 11:41 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]