ImageMagickの使い方
取り敢えず ImageMagick をフルインストールすることはできた。次は使い方だ。
なんだか地震だ台風だと自然災害に要注意な状態が続いている。特にウチは萩間川河口の川岸に建っているわけで、津波も高潮も直ぐに被害を受けかねない場所なんで怖い怖い。とは言いながら、今も外では強風が吹き荒れているというのに呑気にMacをいじり倒している私・・・
ImageMagick は Webサーバ(Perlスクリプト)で使うだけでは勿体ない。クライアント側でアップロードする画像作成などにも有効利用できるはず。でも使い方が分からなければ宝の持ち腐れというものだ。
"/usr/local/bin" にインストールされた ImageMagick のコマンド群の使い方は "man ImageMagick" とやれば知ることができるが、以下にざっと簡単に説明しておこう。
コマンド名 | 概要説明 |
display | 画像を表示する |
convert | 画像のフォーマット、サイズ等の変換、フィルタリング等 |
mogrity | 複数の画像を同時に変換 |
import | ウィンドウの画像をキャプチャ |
montage | 画像のサムネイル一覧の作成 |
composite | 画像を合成 |
animate | パラメタ指定した画像を順に表示 |
identify | 画像の情報の表示 |
conjure | MSL(Magick Scripting Language)スクリプトを実行 |
基本はやはり "display" コマンドだ。これを使うには以下のようにする。
- X11 (X-Window) を起動する。
- xterm, kterm上で
- ウィンドウが1枚開かれ、ImageMagick のロゴが表示される。そして
"Browse and Select a File" というダイアログウィンドウが表示される。
"Browse and Select a File" ダイアログで画像ファイルを選択すると、ImageMagickロゴのウィンドウが選択した画像ファイルに変わる。
- 画像が表示されたウィンドウをクリックすると、
"Commands" というメニューウィンドウが表示される。
- メニューから項目を選んで画像に色々な効果を施して加工したり、画像フォーマットを指定して保存(形式変換)することができる。
X-Window のアプリなので、ボタン等のデザインが Macのものとは異なっており若干違和感があると思うが、基本的な操作方法は大差ない。慣れれば、どうって事ないだろう。ImageMagick が扱える画像フォーマットは非常に多く、現在存在している画像フォーマットは殆ど網羅している。Macのアプリに GraphicConverter というシェアウェアがあるが、それのフリー(無料)版といった感じだ。
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