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Mac mini G4の内蔵HDDをSSDに交換

自宅サーバ(Mac mini G4)の内蔵HDDの寿命が尽きそうだったので


 おかげさまで耳の状態はほぼ問題ない状態に回復し、静かな環境だと小さい耳鳴りが聞こえるといった若干の後遺症が残った程度で、普段の生活には全く支障はありません。不眠症や片頭痛も、安定剤を飲み始めたことで徐々に改善されてきまして、今日はこんな作業を行えるくらいの状態にまで回復したと言うわけです。


 自宅サーバ用にMac miniを購入したのが 2005年4月末ですからねぇ。もうかれこれ8年近く24時間運転を続けてきたわけです。その間、停止したのは引越しとメンテナンスの時くらい。ここ1〜2年は内蔵HDDの調子が何となくおかしいと感じつつも、だましだまし使ってきました。そしてsmartctlで詳細情報を見てみれば、エラーの発生回数はどんどん増え続け、製造メーカーが言うところのHDDの標準寿命もとっくに越えていました。まぁ、こんなのは目安に過ぎないのですが、そろそろヤバい状態である事は間違いなさそうです。

 では、内蔵HDDを新しい物に交換しようと思ったところで、このMac mini G4の2.5inch内蔵HDDは IDEインタフェースなんですね。ここが大きな問題。今どき IDEの2.5inch HDDの新品なんか手に入るのか?手に入ったとしても、その容量は?値段は?嫌〜な予感がしながらもネット通販で探してみたら、一応ある事はあるのですが、64GBで1諭吉などと言う、今どき信じられないような価格容量でした。S-ATAインタフェースだったら1諭吉で500GBとか750GBが手に入ると言うのに・・・
 こんなバカげた買物をする気は起きないなぁと思い、ふとSSDの方を見てみれば1.5諭吉前後で64GBや128GBのIDEインタフェースの物を売っている事が分かりました。まぁ安いだけあって、性能もそこそこだし、相性問題なども報告されているようでした。しかし Mac miniに換装して、うまく動いたという報告例も見つかりましたので、ウチのMac mini G4もSSD化に挑戦してみようと思い立ちました。

 で、購入したのがコレ。SUPER TALENTというメーカーの2.5inch 128GB SSD FHM28GW25H。スペックは読込速度 125MB/s、書込速度90MB/sと、最新のSSDに比べたら劣りますがHDDに比べれば充分速いと言って良いでしょう。

 と言うわけで、内蔵HDDを取り外してSSDに換装する作業に取り掛かりました。Mac miniのバラシ方法は各所にいっぱい出ているので割愛。これは上のアルミ筐体を外した状態です。一番上に光学(DVD)ドライブがあります。実はこのDVDドライブも最近交換したばかり。どんなディスクを入れてもマウントされずに吐き出してしまうようになったので、故障かドライブ内部に埃が入り込んで溜まってしまったのだと思います。その際、軽く掃除したので、ここまでの見た目は綺麗です。

 光学(DVD)ドライブを取り外しますと、その下に内蔵HDDがあります。内蔵HDDは両横からネジ留めされおり、そのネジにアクセスするためには、この黒いプラスチックフレームを外さなければならないようです。このプラスチックフレームは手前の右1箇所と奥側に左右2箇所でネジ留めされていました。
 ファンの羽根に埃が付着しているのが見えます。この下はどんな惨状になっているのか?

 プラスチックフレームを外したところ、CPUのヒートシンクのフィンに埃がビッシリ。8年分の埃です。これじゃ風が通らなかっただろうなぁ。埃はベランダに出てエアダスターで念入りに吹き飛ばしました。

 プラスチックフレームの方です。ファンを外さないとHDDを留めている横のネジを外すことができない構造になっていました。ファンは3本のネジで留められていました。ファンを外したところ、こちらも埃だらけ。やはりエアダスターで吹き飛ばして、空気の通り道はティッシュで拭き掃除。
 掃除が終わり、やっと内蔵HDDを留めているネジ4本を外してSSDに交換しました。あとは分解と逆の手順で元に戻して行くだけ。
 なのですが、完全には戻さず仮組みの状態で一応起動とSSDを認識できるか確認してみました。しかぁし、DVDから起動しない!(汗)。外付けのバックアップディスクから起動させるとSSDどころかDVDドライブも見えない!ATA系統が全滅!?(汗)
 先ず気を落ち着けて、再度バラし、取り付け方を再確認しながら再組み立て。SSDを逆さまに付けていたりしないか?取り付け時にピンを曲げてしまってたりしていないか?うん、大丈夫。端子部分に埃を挟み込んで接触不良など起していないか?エアダスターで念入りに埃を吹き飛ばして組み立てたところ、今度は無事にDVDから起動し、ディスクユーティリティでSSDが見えて初期化することができました(ヨカッタ〜)。

 完全に組み上げて、バックアップからSSDに書き戻します。書き戻しに2時間かかりましたが、無事作業は完了。SSDから起動できるようになりました。
 さて、SSDにすると起動などが嘘みたいに速くなると言われてますが、既に時代遅れのMac mini G4ですからねぇ。確かに速くはなっていますが、バカッ速いという感じは無く、まぁこんなモンかって感じです。とにかく、これでまだ暫く自宅サーバとして活躍してもらいましょう。


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