外付けRAID HDD(2)
組み立ての様子
少しでも安くあげようと思い、最安ショップを探してケースとHDDを別々に購入したため、自分で組み上げなければならない。まぁ、それが楽しいという事もあるのだが・・・
底面のネジを外して、外側ケースからインナーシャーシを引き出す。基盤から出ている線は向こう側から電源ケーブル、温度センサー、S-ATAケーブルが2本だ。
ハードディスクは直接シャーシに留めるのではなく、制震のためゴムブッシュを介するようになっていた。
基盤のジャンパーピンを設定する。この設定は RAID-1(ミラーリング)。他にRAID-0(ストライピング)にする事もできる。
RAID-1 にすると、2台のハードディスクに同じデータが書き込まれる。こうして冗長にデータを保持することで、片方が故障してもデータが保証され故障したディスクを交換すれば復旧できる。これで耐故障性が高まるわけだが、2台のハードディスクであっても1台分の容量しか得られない点が欠点と言える。
一方、RAID-0 では2台のハードディスクに分散して書き込まれる。2台分の容量が得られ、アクセス性能は高くなるのだが、1台が故障すればデータは失われて復旧もできない。ハードディスクの平均寿命をn時間とすると、RAID-0 ディスクの平均寿命はn/2時間というわけだ。
それにしても細かいジャンパーピンで、眼にはキツイし指でつまんで刺すのも難しい。
2台のハードディスクを収めたところ。ケーブルも殆どゆとりがない長さなので、先にケーブルをハードディスクに繋いでからシャーシにネジ留めしないと、うまく組み立てられない。温度センサーはハードディスクに接触しないよう、シャーシ側面に張り付けろとの事だ。
あとはケース内にシャーシを収めて底面をネジ留めして完成。
FireWire でサーバ(Mac mini)に繋ぎ、ディスクユーティリティでフォーマットすれば作業完了。このHDDケースにはファンが付いているが、作動音はそれほど大きくなく少し離れれば聞こえない。いたって静かなもんだ。これなら自宅サーバ用途でも問題なかろう。
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