IXY Digital 910 IS
参照:IXY DIgital 910 IS
諦めて新しいコンデジを買ったのです
タンクバッグと一緒に落としてしまった IXY Digital 80。どうやら落とし物として届けられる様子もありません。GSで誰かに拾われたか、さもなきゃ国1バイパスか東名高速の路上に落ち、車に轢かれて木っ端微塵と言ったところでしょう。仕方ないので、諦めて新しいコンパクトデジタルカメラを買ってしまいました。Canon IXY Digital 910 ISです。
それにしても IXY Digital って、こんなに安かったっけ?Canonのホームページで見ると「ハイスペックモデル」と謳っているのですが、実売2万円前半で購入できました。パッケージは極めて普通。以前のIXY Digital 80と殆ど同じようですね。
中身もそんなに変わっていません。バッテリーの容量が増えたのか、従来型(NB-4L)よりも厚みが増したNB-5Lという物になってました。付属のSDメモリカードも 32MBとちょっぴり容量が増やされています。が、撮像素子の画素数が増えて解像度が上がった分だけ写真1枚のサイズも大きくなっているので、こんな容量じゃ数枚しか撮れません。結局、もっと大容量のSDメモリカードを追加購入する必要があります。しかし、今では1GB, 2GBのSDカードが千円、二千円なんて嘘みたいな値段で売られてますからね。
カメラ本体のデザインは、基本的にはIXYのものなんですが、残念ながら安っぽい感じです。と言うのも、IXYは金属筐体である所が1つのウリだったのに、この 910 IS は真ん中に黒いプラスチック筐体があり、それをアルミ筐体でサンドイッチした構造になっているのです。この構造は下位の廉価モデルの物と同じだと思われます。これで「ハイスペックモデル」と言うのは少し悲しいですね。
さて、肝心の画の方はどんな具合でしょう?と思い、GWの最終日は、このIXY Digital 910 IS の試し撮りに蓮華寺池公園まで出かけてきました。残念ながら、藤の花はもう殆ど終わりでしたけど。
このカメラの画質の特徴は「くどいくらいにコッテリとした発色」と言って良いのではないでしょうか。上の写真はコントラスト、彩度などに特別は補正は加えていません。サイズを縮小してシャープネスをかけた程度です。それなのに「実物はここまで濃い色じゃないだろ」ってくらいにビビッドな発色です。まぁ縮小してWeb用JPEGに出力した時点で若干落ち着いた発色になってますが・・・
レンズのフォーカス特性は今までより良くなったようで、周辺部分のフォーカスの甘さは改善されている事が分かりました。でも、まだまだ改善の余地はあります。
撮像素子のノイズは比較的良く抑えられていて、ISO400程度までは実用域と言った感じです。流石にISO800, 1600ともなるとノイズが目立ってきて実用に耐えるとは言い難くなりますが。
手振れ補正機能もなかなか優秀で、両手でしっかり持って撮影すればシャッタースピード 1/10秒程度でも何とか手振れが目立たず撮れる事もあります。
この性能のカメラがこの値段というのはスゴイですねぇ。お買い得だと思います。
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