日本のホラー映画「リング」のハリウッドリメイク版

　「THE RING」は日本で話題になった映画「リング」をハリウッドがリメイクしたものです。実は「リング」公開当時に映画館に見に行った人から「これは怖いよ」と聞いていたのだけど、いざ観てみると「なんじゃこりゃ」で全然怖くない。なにしろオチがまるで不幸の手紙じゃねーか、女子高生、中学生じゃあるめぇし、って感じでした。「リング２」に至ってはただのオタク映画と化してしまって、観る価値ナシ。

　と言うわけでハリウッドリメイク版が出来たと聞いても全く興味がなくって、当然 DVDも買いませんでしたし、レンタルする気にもならんかったのです。ところが最近になってCSで放送されてましたので、取り敢えず録画してDVDに焼いておきました。で、今日の休みに観てみたところ、まぁネタばれ状態ですので怖くないのは当然なんですが、そのぶん冷めた頭で客観的に日米の両リングを比較することができますね。ハリウッド版の方が "呪いのビデオ" の中に映されている映像量が多く、サマラ（日本版では貞子）に迫っていく過程ともうまくリンクしていて話が分かりやすい。日本版の方は曖昧さがあって、それが訳の分からない物に対する怖さを増幅しているんでしょうな（ハズシている感もありますが・・・）役者はやっぱりハリウッド版の方が良いし、特殊効果を含めた映像の造りもハリウッド版の勝ち。どっちが怖いかは別にすれば、映画としての完成度はハリウッド版の方が上だと思いました。

内ト / Sep 23rd, 2004 20:14 / [ 編集 ] [ コメントする ] [ TrackBack(0) ]