黒部ツーリング(その7)
地獄谷
まだ時間があるので、みくりが池の方を散策してみよう。みくりが池は最初に雷鳥が見えた稜線の先の方角にある。
雷鳥はハイマツの実を食べているのだそうで、みくりが池への道脇にも所々、ハイマツの先端が雪の上に出ている場所がある。縄張りには重要なポイントだ。もしかしたら・・・
居た!ハイマツの中からヒョコンと雷鳥が出て来た。こんなに近くで見ることができるなんて、もはや奇跡と言っていいかも。カメラを向けても全く恐れることなく、ハイマツを出たり入ったりチョコチョコ歩き回っている。
とうとう、ここまで寄って撮れる距離まで来てくれた。目の上が赤いので雄だろうか。実に綺麗な羽毛だ。
(上の写真をクリックするとフルサイズのJPEG画像がダウンロードできます。サイズが大きいので注意。)
この後、雷鳥は道を横切って雪原の方へ歩いて行ってしまった。道脇のロープが張ってある所までは大丈夫だろうと追いかけて行ったところ、足が雪の中へズボッとはまって抜けなくなってしまった。少し道を外れたところは数mあるフカフカの積雪なのだ。
みくりが池へ行くつもりが、少し道をそれてしまったらしく地獄谷が見えてきた。火山性のガスや温水が噴き出しているのだろう。ここだけは雪が解けている。
有毒ガスが溜まっているので立ち入り禁止だとの看板もある。
[続く]
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