aceyoon製Lightningイヤホン変換ケーブル
有線ヘッドフォン愛用者が iPhone 7/8 に機種変更したときの必需品
これまで iPhone 6 (およびそれ以前の機種)で有線ヘッドフォンで音楽を楽しんでいた人が iPhone 7/8 に機種変更した時、先ず真っ先に困る事。それは有線ヘッドフォンのジャックが無くなってしまったことだろう。
防水のため、より進化したステレオスピーカーを装備するため等、色々理由はあろう。また、無線(Bluetooth)ヘッドフォンへの移行を促し、市場が活気づくという効果もあるだろう。最近の Bluetoothヘッドフォンの音質も昔よりは改善されてきているだろう。しかし、それなりの価格の有線ヘッドフォンに比べたらまだ劣るだろうし、より良い音や使い勝手の良さを求めて、様々な有線ヘッドフォンを試してきた者にとっては、愛用しているヘッドフォンが使えないと言うのは悲しいことだ。
一応、iPhone 7/8 には Lightning端子に有線ヘッドフォンを接続するためのアダプタが付属している。しかし、このアダプタを使用している間は iPhone に充電ができないので、音楽を聴きながら充電もするという従来の使い方はできなくなる。今でこそバッテリが元気なので丸一日仕事中に音楽を聴いていても数十%減る程度なのだが、バッテリがヘタってきたらそうはいかなくなる。
と言うわけで、iPhoneを充電しつつ有線ヘッドフォンも使えるようにする「aceyoon製Lightningイヤホン変換ケーブル for iPhone7 iOS11/iOS10.3.X対応 アルミ合金製」を購入した。正直言って、これがLightning端子に刺さっている様子は決してスマートとは言えないが、それでも充電しながら音楽が聴けるというメリットには変え難い。また最新のiOS11にも対応しており、音質もなかなか良い。作りもしっかりしていて値段も手頃である。商品説明では iPhone 8 については触れられていないが、iPhone 8 でも全く動作に問題はない。
有線ヘッドフォン愛用者が iPhone 7/8 に機種変更した際の必需品と言っても良い製品だろう。(と言うか、これくらい標準で付属したらどうよ?>Appleさん)
早速、今日から仕事中に使い始めたのだが、すぐにボロが出てしまった。先ず『作りもしっかりしていて』という評価は撤回する。何とLightning端子を挿込む(メス側)の外装のアルミ枠がスコンと抜けてしまったのだ。それだけでなく、抜けた跡の樹脂部分にはLightning端子とケーブルをハンダ付けしている所が3箇所むき出しになっていた。本来なら樹脂で完全にモールドすべきなのだが、樹脂モールド製造機の精度が悪いのかも。それでも不良品扱いせず、その上から伝導体であるアルミ枠を被せて接着して隠してある。万一ショートしたら発火事故が起こりかねない作りだ。さすが Made in Chaina と言ったところか。
ショートの危険性があるアルミ枠は外したまま使っていたのだが、妙にノイズが酷い。昨日、自宅で使用していた限りでは全くノイズは無かったのだが、会社のデスクで使用していると接触不良のようなガサゴソというノイズやブチッブチッといったノイズが入り、聞くに耐えないくらいになるときもある。ケーブルを動かしたり何度か挿しなおしてみたりしたが、一向に良くならない。そのうちケーブルを動かしたりするのとは関係なくノイズが酷くなったり治まったりすることに気が付いた。どうやら接触不良ではなく、外部の電磁波等を拾ってノイズを発しているようだ。ウチの職場では周辺に何台ものPCが稼働しているので、電磁波が盛大に飛び交っている事は想像に難くない。実際、帰宅してから再び自宅で使用してみたところ、思った通り全くノイズは聴こえない。要するに、このケーブルは周辺の電磁波ノイズに対して非常に弱いと言う事になる。せっかくのアルミ外装もノイズ対策にはなっていないという訳だ。
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